「異性の前で顔が赤くなるせいでまともな恋愛ができない」
中学・高校と思春期のど真ん中にいた頃、周りの友達が恋愛している横で「赤面」を理由に異性から遠ざかっていました。
- 赤面のせいで勘違いされたらどうしよう
- 赤面のせいで噂されたらどうしよう
- 顔が赤いことを馬鹿にされたらどうしよう
顔が赤くなる前から、赤面してしまうことを気にして恋愛とは無縁の生活に。
恋愛から遠ざかった生活をしたことにより、「年齢=恋人いない歴」をひたすら更新し続けました。結果、年齢を重ねるごとに肯定感の低い自尊心がない性格になってしまったのです。
赤面がもたらした弊害は大きい…
今回は12歳の頃から18年間赤面症に悩み続けた私が経験した、赤面症がもたらした恋愛への弊害・赤面症が恋愛する方法・赤面症の受け入れ方をお伝えします。
●赤面症を気にして恋愛が億劫になっている人
●赤面のせいで「年齢=恋人いない歴」の人
●赤面症がなかったらもっと良い人生だったのに…と感じる人
●赤面症を対策して自信をつけたい人
赤面症を認められなかった学生時代
発端は中学時代。好きでもない隣の席の男子と気軽に話したことがきっかけでした。
話すようになって数週間が経ち、ある日突然自宅に電話をかけて告白してきたのです。やんわりとお断りをしましたが、翌日以降クラスや学年中で噂の的。
みんながこっちを見て冷やかすものだから、恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまいました。
それ以降、「誰かが見ていて何か思っているんじゃないか」と他人の目を気にするように。人前での発表・話の中心が自分になった時・目立った行動・異性との会話では特に顔が急にカッと赤くなります。
中学卒業後も筆者は全くモテなかったわけではありません(自分で言っちゃう)
同性の友人には心を開くことが多かったので、周りから見れば至って「普通な子」でした。それなりに連絡先を聞かれたこともあるし、アプローチをされたこともあります。
ただ、中学時代のことがトラウマとなってしまって赤面症であることを知られたくない一心でスルーするように。
「赤面症=みっともないこと」と思いこみ、自分で自分を否定する学生時代でした。
赤面症が引き起こした弊害
1.「話しかけずらく近寄りがたい人」という印象をもたれる
本音では男女問わず楽しくお喋りをしたいだけなのに・・・
会話に異性がいるだけで真っ赤になってしまう自分が嫌だったので、以下のことを心掛けました。
- 異性がいる会話には自分から混じらない
- 異性が会話に入ってきたら発言を控える
自分としては「顔が赤くならない為の最善策」だったのですが、相手からしたら「嫌われてる…?」と思わせる行動。
徐々に相手から話しかけれることが少なくなってしまいました。
2.妄想力が人並み以上に培われてしまう
厄介なのが友人の彼氏に赤面してしまうこと。大切な友達の大事な人だからこそ仲良くしたい気持ちはあるのですが、友人に誤解されないよう極力コミュニケーションを減らすようにしました。
誰だって青春を味わいたいです。周りの友人が恋人とラブラブなのが純粋に羨ましかったです。
私だって赤面症が無ければ…と少女漫画の世界でキュンキュンするように。
3.「年齢=恋人いない歴」を後ろめたくて出会いの場にも億劫になる
中学・高校時代は今まで恋人がいなくてもさほど問題はありません。
しかし、大学進学と同時に「年齢=恋人いない歴」は色者扱いやレアキャラで見られることが多くなっていきます。
大学生の飲み会で盛り上がるのが、恋愛や下ネタの話。「ファーストキスの年齢」や「初体験の年齢」が会話の話題になることも。
スルー出来ればいいのですが、深く追及されてボロが出ることもあるので嘘がつけず。というよりも、嘘をつくと顔が赤くなってしまうのですぐバレてしまうんです。。
正直に言うと物珍しそうな扱いをされたり、いじられ対象になってしまい、飲み会の場からも足が遠のくようになりました。
4.恋愛経験が低いので超奥手
筆者に初めて恋人ができたのが21歳の大学生の時でした。相手は「なんで私が付き合えた?」と思うほどの爽やか体育会系イケメン。
「年齢=恋人いない歴」ということは恥ずかしくて伝えていなかったんです。いざ、付き合ってみると何をしたらいいかわからない状態…
それまでの筆者は、初体験どころか、まともに手も繋いだこともありませんでした。そのため、初デートなのに付き合ってるとは思えない程の距離感(笑)
手を繋ぐまでにも時間がかかる…そんな筆者に痺れを切らした恋人はSNSに「毎日がつまらない」と投稿し、筆者のことを振り去っていきました。
5.恋愛経験が低いので恋人ができると依存してしまう
社会人になってから深い関係を持つ恋人ができました。やっと私のことを受け入れてくれたという感情が強くなってしまい、恋人に依存するように。
仕事中・友人との食事中でも頭の中は恋人のことばかり。常に恋人ファーストで周りを大切にしない「良くない恋愛」をしてしまいました。
もちろん、そんな恋愛は恋人にいい影響をもたらす訳ではなく「重い」という理由で振られてしまうのです。
赤面症を理由に恋愛を遠ざけていた結果、年齢を重ねるほど「どう恋愛したらいいのかわからない」負のループに陥ってしまいました。
恋愛はタイミングが全てなので焦る必要なし
悲惨な学生生活や恋愛をしてきましたが、結果的に筆者を肯定してくれる良きパートナーに巡り合えました。
当時を振り返ると、毎日赤面のことばかりを考えていて非常に疲れる生活をしていたと思います。恋人の前でも可愛い・かっこいい自分でいたくて赤面をひたすら隠していました。
自分のことを隠してばかりなのに、相手に好かれようという気持ちがNG!
自分らしさを大切にしていれば、自ずと自分に合った人(恋人・友人)は寄ってきます。ここで言う自分らしさとは「赤面症を受け入れる」ということです。
赤面症を受け入れるには自分をよく知ることが大切
赤面症を受けいれるには、自分自身が赤面症に対して向き合わないといけません。
筆者は学生時代を振り返ると、毎日辛くて苦しい思いをしてきました。日々の生活は顔が赤くならないことが中心。頭の中は赤面症のことでいっぱい。
でも、悩んでいた割には「改善しよう・向き合おう」って努力していなかったのです。
社会人になってから、仕事をしないとお金は稼げないので赤面症から逃げることができなくなってしまいました。その時に初めて本当に赤面症と向き合えたのです。
筆者は、スキンケアや化粧品を見直して綺麗になっていくことで自信がついて赤面症を克服しました。
赤面症は心理的な現象なので改善薬はないです。裏を返せば「何かのきっかけで誰でも改善することができる」ということ。
筆者の赤面症克服の鍵がスキンケアであると知った時には、既に悩んでから10年の月日が経過していました。
克服の鍵が何がきっかけか分かりません。筆者もたくさんの赤面症の対策を行ってきたので少しでもお役に立てたら嬉しいです^^
赤面症を受け入れて、向き合う。そうすれば、ありのままの自分を肯定してくれる人(恋人や友人)に自ずと出会えます。
恋愛下手な自分がコンプレックスでしたが、恋愛に上手いも下手もありませんよ。自然と恋に落ちるのが恋愛なので、赤面症で恋愛できずに悩んでいる方はまず自分のことを少しずつ好きになりましょう。