「赤面症だから結婚式なんてしたくない…
みんなから注目されるし。」
赤面症に悩まされてきた私は今まで目立たないように生活をしてきました。
幸運にも良きパートナーに恵まれ結婚までに至りましたが、結婚式をするかしないか問題が勃発。
大人数を招待してワイワイ豪華な結婚式を希望する明るい性格で目立ちたがり屋のパートナー。そんな結婚式は断固として拒否する私。
早くも2人の意見が真逆に分かれてしまったのです。
私が結婚式を断固拒否した理由は「大勢の前で赤面したくないから」でした。
どこにいても何をしても顔が赤くなることに悩まされてきましたが、結婚式でも「赤面」が理由で憂鬱なものになることが不安でした。
結果的に私が折れて結婚式を挙げる運びとなりましたが、なんと挙式当日は「全く顔が赤くならなかった」のです。
その理由には、徹底的な準備と自信のつけ方があったのではないかなと思います。
今回は私の経験談をもとに赤面症でも結婚式を乗り越えられる方法をお伝えします。
●赤面が理由で結婚式を挙げることが憂鬱な人
●人前で発表するのが苦手な人
●赤面を気にしないようにするコツを知りたい人
赤面症だと結婚式で気づかれないコツ
結婚式をしたくない理由は「顔が赤くなるのが嫌」というものでした。
とはいっても家族や大切な友人と特別な日を一緒に過ごしたい気持ちもありました。
友人たちは、私が赤面症であることを理解してくれている人ばかりです。
パートナーの友人や親せき、職場関係も出席する結婚式。パートナーの大切な人たちから注目を浴びることを過剰に意識してしまったのです。
「花嫁、顔赤くね!?w」
「めっちゃ赤いんだけどwww」
(花嫁、こんな人なんだ)
こんな風にマイナスワードばかりの想像が膨らみ、会ったこともないパートナーの関係者に対して緊張してしまっていたのです。
挙げる前から「結婚式=怖い」と考えるように。
でも、考えてみてください。高価な金額を支払ってまで楽しめない結婚式って誰が得するんですか…(式場しか得してないぞ)
そこで、「結婚式=(自分が)リラックスして楽しめるもの」にすればいいんではないかと考え始めるようになりました。
それでは、結婚式で実際に私が行ったことや省略したことをまとめます。
照明を意識した式場選び
式場見学の際に重要視したことは「照明の明るさ」でした。
というのも、赤面症の私にとって素肌を見られることが憂鬱。ガラス張りで自然光が入ってくる挙式会場は全て選択から除外しました。
▼例えばこのような式場
画像引用:海の見えるチャペル
ま、、、眩しい。自然光が顔や体すべてを真っ裸にさせてるように感じて私にはすごく窮屈に感じてしまったのです。
もし、この状態で顔が赤くなったら逃げ場がない。完全にみんなの笑いものになる。そう感じさせる程でした。
私が求めていた式場は「オレンジ系の暖色な電球色を使用している」ところ。
画像引用:神戸セントモルガン教会
蛍光灯や自然光よりも、電球色って肌をボヤつかせて見える効果があります。また、リラックス効果も。
暖色系の照明であれば、多少の赤面をしても目立つことがありません。「赤面しても大丈夫」と逃げ場を作ってあげたのです。
それだけで心に余裕が生まれ、安心感を持ったまま挙式に臨むことができました。
キスシーンは省略
挙式=キスシーンはもはやド定番。
厳密にいうと、ほっぺにキスをしてもらったのです。
誓いのキスなんて誰が決めたのですかね。普段キリスト教でもないのに、結婚式の当日だけイエスの前で誓うなんて。と完全にドライモード。
自分のキスシーンを家族や友人の前で見せることに恥ずかしさがあった為、変更してもらいました。
それだけで結婚式への過度な緊張も少しずつ薄くなっていきました。
「手紙」は無理して読まなく良い
よく、式の最後に新婦が両親に向かって手紙を読むシーンがありますよね。
私は極度のあがり症の為、みんなから大注目を浴びるこの手紙を読む演出に抵抗がありました。
考えた末、手紙を読まずに「動画ムービー」を流しました。音楽が流れるなか、両親とのたくさんの写真に言葉を添えて。結婚式が終わった控室で感謝の言葉と共に思いを込めた手紙を渡しました。
結果的に両親も参列者も号泣で大成功に終わりました!
手紙は絶対に読まないといけないものではありません。型にはまらずに、無理せず自分らしく感謝を伝えることが何よりも相手に気持ちが伝わります。
徹底的な打合せ
結婚式では顔が赤くならなかった私。
「注目されたはずなのになぜ・・・」と不思議に思いましたが、顔が赤くならない時には必ず1つの共通点がありました。
それは「徹底的に準備をしている時」です。
結婚式もそうですが、大学時の卒論発表など大舞台で顔が赤くならないのには、念入りな準備を行っているからということが判明。
普段のさりげない会話や注目されるときには顔が赤くなりますが、不思議なもので覚悟を決めると顔って赤くならないんですよね。
準備不足だと「失敗したらどうしよう・・・」や「みんなにどう思われるだろうか」が脳内を巡ってしまいますが、きちんと準備を行っているとその考えに至らないのです。
徹底的な準備と難しく言いましたが、簡単なことです。
プランナーさんとの打合せを毎回真剣に行えばいいだけです。それだけで当日までに結婚式に対しての準備やイメージができるため焦ることがありません。
綺麗になって自信がつくと赤面しない!?
花嫁さんに関しては、ブライダルエステを行う方は多いのではないでしょうか。
普段エステに行かない人も結婚式を理由にエステに通ったり、美容ドリンクを購入したりと美容に対して熱が入りやすい時期でもあります。
エステでプロに施術してもらうことが一番効果を実感しますが、やはり女性ってちょっとしたことで綺麗になるんです。
綺麗になると、姿勢を正して歩くようになるしスキンケアも丁寧に行うようになります。
結果的に自信がついて、「赤面」することから遠ざかっていきます。
私もスキンケアを普段より念入りにしたことから、肌に自信を持つようになりました。女性は美容面にも目を向けることをおすすめします(もちろん男性も…!)
ここで間違えないでほしいのが、肌や体の根本から綺麗になることです。
化粧品に頼るのは肌そのものを整えてから。この順番を間違ってしまうと、赤面地獄から抜け出せなくなるので要注意。
「赤面症だから…」と結婚式を諦めないで!自分らしさを大切に、悩まずに結婚式を行おう
私は「電球色」の挙式会場にこだわり、演出などの細かい打ち合わせをプランナーさんと何度も行いました。一生に一度ということもあり、エステに通ったりスキンケアを見直したり外見にもこだわりました。
心にも見た目にも余裕が生まれた結果、当日は自信を持って臨むことができて心配していた「赤面」もせずに乗り切ることができました。
でも、式を挙げるまでは本当に不安でした。
挙式会場の扉が開いた瞬間、みんながこちらを見ているシーンを想像して「赤くなったらどうしよう。恥ずかしい・・・」そんなことを毎晩考えていました。
しかし、よく考えてみると参列者が多かれ少なかれ、そこにいる人は大切な人たちです。
そんな人が顔が赤くなっただけで笑うなんてしないんです。みんな、あなたをお祝いしたくて駆けつけてくれてるのだから…
結婚式は自分が主役ではあるけれど、お世話になった人たちに感謝を伝える場。
あなたが結婚式を挙げたくて、「でも赤面症だから…」という理由でためらっているのであれば挙げるべきです。
赤面症でも結婚式を挙げられるし、楽しむ権利があります。
考え方を変えるだけで楽しむ方法は出てきます。
もし「顔が赤くなるから」という理由で結婚式を憂鬱に感じる人がいるならば、少しでも私の経験が参考になれば嬉しいです。