急に話しかけられたり、人前でプレゼンテーションをするときに急に顔が赤くなる「赤面症」で悩む人は意外と多いです。
顔が赤くなっている人を客観的に見て「かわいいなぁ」と特に気にしない人が多いですが、本人にとったら人生や性格に関わる死活問題。
「また顔が赤くなってるかも・・・」
「赤くなってる私をみてどう思うのかな?」
「恋愛感情持たれたと誤解されるかな」
「うわ、意識するともっと赤くなる…」
本人は周りの想像以上に悩んでいますが、赤面症ってイマイチ理解をしてもらうことができません。
この記事内では、顔が赤くなる「赤面症」になりやすい人の特徴から、悩んでいる人が少しでも自分のことを理解し今後どのように赤面症と向き合うべきなのか改善策や対策、対処方法をお伝えします。
●赤面症になりやすい特徴を知りたい人
●赤面症で人とのコミュニケーションに悩んでいる人
●赤面症の自分を詳しく分析したい人
●赤面症の原因と改善するための対処方を知りたい人
赤面症とは緊張すると急に顔が赤くなること
普段は通常の肌色であるのに理由があり急に顔が赤くなることを「赤面症」といいます。
あなたはこんなシチュエーションで顔が赤くなったことはありませんか?
街中で偶然知り合いに遭遇した
話題の中心が自分になった
異性や目上の人との会話
1対1でのやり取り
誰かが自分のことについて話している
自分のことを褒められる
電車で前に座っている異性と目が合い赤面
「とんだ勘違い野郎!」と思われてしまうかもしれませんが、私(筆者)は上記の全てのシーンで顔が赤くなっていました。
自分が赤面してしまう時に共通していることは、恥ずかしいと思うとといきなり顔が赤くなることです。
赤面症を発症する背景には、幼少期の育ち方やある出来事のトラウマなどの心理的描写が原因であるとも言われています。
実際に私(筆者)も、小学生までは男女関係なく楽しくお喋りできる性格でした。しかし、中学校に入学後まもなくして好きでもない男子と喋っていただけで根も葉もない噂を立てられてしまいました。
学校に行けば周りから冷やかされ、当時流行していたネットの匿名掲示板に書き込みも。
冷やかされ続けた結果、他人の目を気にするように…。恋愛にも億劫になってしまい、極力噂が立たぬよう目立たないようにひっそりした日々を過ごしてきました。
「顔が赤くならないから・・・」、ただそれだけのために性格が変わってしまったのです。
赤面症になりやすい人の特徴とは
赤面症の人の多くは、下記のような性格の特徴を持っています。
1.完璧主義すぎる
人に良く思われたい一心があるため、自分の失敗や劣等感を他人に知られることが「恥」だと考えがち。
完璧にこなすこと=正解という固定概念に縛られすぎているので、他人から褒められると自信をつけていくが、指摘や否定をされるとどんどん殻に閉じこもっていく。
2.真面目で柔軟性がない(応用が利かない)
マニュアル通りに作業をすることに長けている。真面目な故、仕事でも信頼を得やすい。
しかし、物事が脱線すると思考能力が停止してしまい脳内がパニックになってしまいがち。
例
スーパーでのレジ作業はマニュアル通りに問題なく対応できる。
しかし、自身のレジでクレームが入るとどうしたら良いのか分からずにパニックになって赤面してしまう。
3.自己肯定感が低い
幼少期に親から「ダメでしょ!」や「周りが見ているからやめなさい!」と言われて育った人にありがち。
常に他人の目が気になる為、信念を持って行動することができない。
物事決める根本に「これをやったら他人からどう思われるだろう?」があるため、内心ビクビクしながら過ごしている。
他人のことがキラキラして見えがち。自己肯定感が低い為、自分のことを好きになれずに相手を羨ましがる傾向が強い。そのぶん、相手の良い所を見つけることが得意という長所も。
4.妄想癖がある
脳内で勝手にストーリーを作り上げて想像してしまい、相手に対し過剰に反応してしまう。
恋愛に対しての経験値が低い人にありがち。妄想内でストーリーが完結なんてことも。
赤面症で悩む人をネットで見かけることは多いですが、現実で赤面症同士が出会うことは少ないですよね。
同じ悩みを共感や承認しあえる仲間がいないため、妄想で無意識に自分の理想の世界を作ってしまいがちです。
5.異常なまでの心配性
完璧主義とイコールで結ばれやすい。何をしても、「果たしてこれが正しいのか」と疑心暗鬼になってしまう。
基本的に「悪い結果」を想像して行動しているため、他人から承認されるまでは心配が解消されることはない。悪い結果を考えすぎて行動ができず慎重な一面も。
顔が赤くなるのを治したい…対策方法
顔が赤くなってしまう原因
顔が赤くなる「赤面症」に特徴することは、自分に自信がないことです。
赤面症である自分自身を認められず向き合えない結果、どんどん自分を嫌いになってしまう人が多い傾向にあります。
赤面症と共に過ごしていくと、段々と逃げ道を見つけるのが上手になっていくんですよね。
「この時間(場所)、誰かに遭遇しそうだから避けておこう」
「ご飯や飲み会に誘われても行きたい素振りだけ見せて断ろう」
「買い物はネットにしよう」
「自分に話が振られそうな時は気づかないふりをしよう」
人と接しなければ、顔は赤くなりません。接さないと楽なんです。
顔が赤面しないという安心感から、心に余裕を持って生活することができます。ひとりでいることが楽と感じるのであれば、赤面症から避けて生活をするのは個人的には大賛成。
大学時代の私(筆者)はとくに酷かったです。通学路では誰にも遭遇しないように周囲を気にし、飲み会は断り、討論会が多い授業は休みがち。
全て、顔が赤くならない生活をする為です。
本当はみんなと楽しみたいだけなのに、赤面症を言い訳に悩み苦しんだ時期でもあります。
赤面症である自分を認めてそんな自分を好きになれた時に、赤面症克服の光が見えてきます。
こうしろ、ああしろって言われてもそんな簡単にできないことですよね。だから今まで悩んできているわけであって…
すぐに赤面症を対処することはハッキリ言って不可能ですが、対策方法は実はあるんです。
「自信」は赤面を改善させる大きな一歩
自分を認めるということは、自分を好きになること・自信を持つことです。
要するに、自分に自信をつける解決策は「対面で人と向き合えるようになる」こと。
赤面症の人は赤面しないように生活してきたから、対面で人とお喋りするのに苦手意識を持ってしまいがち。
私(筆者)は、人と対面することに慣れることから始めました。
人との対面状態を慣らすために、マスクで顔を隠したり、顔を冷やしたり、腹式呼吸の癖をつけたり。肌を綺麗に整えることも心掛けて、いつ見られても平気な肌への準備にも取り掛かりました。
こうした結果、ちょっとずつ自信をつけ、いつのまにか赤面症のことすら忘れてしまうくらい毎日楽しい生活を過ごしていました。
その間に、恋人もできて今では良きパートナーになっています^^
当時の私(筆者)が赤面症対策として行ったことを、別記事にまとめているので宜しければ参考にしてくださいね。
赤面症であることを認めれば最大の強みになる
顔が赤くなると、他人からの目がやたらと気になりますよね。しかし、人間は自分に損得が関係が発生しない限り他人にさほど興味はありません。
思い出してみてください。
あなたは他人のコンプレックスをどう感じますか?ずっと、他人のコンプレックスについて考えながら生きていますか?
赤面症だからといって、他人に与える影響はありません。
筆者が出会ってきた数少ない赤面症の方たちは「他人のことを気遣えて誠実」な人が多い印象です。
他人の目を常に考えているからこそ、人に対しての思いやりや気遣いを持てるのです。
それって最高の強みになると思いませんか?
赤面症がマイナスであると思いこまず、プラスにもなるんではないかと考えてみる。その気持ちの変化が、赤面症克服の大きな一歩に繋がります。
この記事を通して、赤面症で悩んでいるあなたのお役に立てれば嬉しいです。